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矯正治療中でもスポーツはできる!
〜装置を守りながら安全に運動するためのポイント〜
矯正治療を始めると、「スポーツは控えたほうがいいの?」と心配される方も多いかもしれません。
結論から言うと、ほとんどのスポーツは矯正治療中でも楽しめます。ただし、装置や歯を守るための工夫は欠かせません。今回は、具体的なスポーツ別の注意点とマウスガード、運動強度・時間の目安も含めてご紹介します。
■ 1. スポーツ別の注意ポイント
矯正中に特に注意が必要なスポーツは、衝撃や接触が多いものです。以下を参考にしてください。
スポーツ | 注意点 | 装置への影響 | 運動強度・時間の目安 |
---|---|---|---|
サッカー・ラグビー・バスケットボール | ボールや他の選手との接触に注意 | ブラケットやワイヤーが曲がる可能性 | 初めは週2〜3回、30〜60分程度から開始 |
野球・ソフトボール | ボールが顔に当たることがある | ワイヤーやブラケットの脱落リスク | 打撃や守備の練習は短時間から |
格闘技・柔道・空手 | 直接衝撃が加わる | 歯の破折や装置破損の危険 | 週1回、軽めの稽古から慣れる |
水泳・陸上・ジョギング | 基本的に安全 | 装置への影響は少ないが痛みがあるときは注意 | 週3〜5回、30分〜1時間程度が目安 |
■ 2. 矯正用マウスガードの種類と選び方
マウスガードを使うことで、歯や装置を守りながら安全に運動できます。市販もありますが、オーダーメイドタイプがお勧めです。
オーダーメイドタイプ(歯科医院製作)
個人の口腔形状に合わせて作るので装着感が良く、矯正装置にも対応。
安全性・快適性ともに最も高い。
■ 3. 装置の破損や痛みを防ぐ工夫
矯正中はワイヤーやブラケットが口の中に固定されているため、衝撃や硬いものを噛むと破損の原因になります。
ボールや道具が顔に当たる可能性のある運動では必ずマウスガードを装着
装置がゆるんだり痛みがある場合は無理せず休む
練習後や試合後に装置のチェックを行う
■ 4. お子さまの場合
小児矯正中のお子さまは無意識に装置を触ったり、衝撃を受けやすいので、保護者の方が以下をサポートすると安心です。
練習や試合の前に装置の状態を確認
矯正用マウスガードの着用を徹底
痛みや違和感がある場合は無理せず休ませる
■ 5. まとめ
矯正治療中でもスポーツは楽しめます。ポイントは、
接触のあるスポーツは矯正用マウスガードを使用する
装置の破損や痛みを防ぐ工夫をする
体調や痛みに応じて無理せず休む
運動強度や時間を徐々に慣らして調整する
オーダーメイドのマウスガードを使えば、装置を守りながら安心して運動できます。
歯科医院で自分に合ったマウスガードや運動プランを相談して、安全で快適なスポーツライフを送りましょう。