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矯正中に痛みはある?我慢しなくていい対処法
矯正治療を始める前に多くの方が気にされるのが「痛み」です。
「ワイヤーをつけたらずっと痛いの?」「食事できないほど?」と不安になる方もいますが、実際には矯正の痛みは一時的なもので、適切な対処をすれば快適に過ごすことができます。
1. 痛みが出るのはいつ?どんな痛み?
矯正で歯が動くのは、歯を支える骨(歯槽骨)がゆっくりと吸収・再生を繰り返すためです。
この「歯が動く力」が加わる際に、圧迫や引っ張られるような鈍い痛みを感じることがあります。
特に痛みを感じやすいのは以下のタイミングです。
矯正装置をつけ始めてから2〜3日後
ワイヤーの交換や調整をした直後
固いものを噛んだとき
多くの方は3〜5日ほどで慣れ、1週間ほどで痛みはほとんど感じなくなります。
2. 痛みを軽減するコツ
痛みを少なくするためには、ちょっとした工夫が役立ちます。
● 食事はやわらかいものを
装置を調整した直後は、無理に硬いものを噛まずにスープ・おかゆ・卵料理・煮込み料理などを選びましょう。数日後には徐々に普通の食事に戻せます。
● 冷やすと楽になることも
軽く冷たい飲み物を含んだり、頬の外側から冷やすと血流が落ち着き、痛みが和らぐ場合があります。
● 痛み止めの服用もOK
どうしてもつらい場合は、**市販の鎮痛薬(例:ロキソニン、イブプロフェンなど)**を一時的に使用しても問題ありません。ただし、飲みすぎには注意が必要です。
3. 装置による口内の痛み
矯正装置のワイヤーやブラケットが頬や唇に当たって痛いこともあります。
その際は、矯正用のワックスを装置の角に貼ると摩擦が減り、粘膜の傷を防げます。
また、痛みや口内炎が強いときは、早めに歯科医院で調整してもらいましょう。
4. 痛みが少ない矯正方法も
近年では、弱い力でゆっくり歯を動かす「マウスピース矯正」や最新のワイヤーシステムも普及しており、痛みを最小限に抑えられるケースが増えています。
患者さんの生活スタイルや痛みの感じ方に合わせて、最適な方法を提案できます。
まとめ
矯正の痛みは「歯が動いている証拠」です。
決して我慢し続ける必要はなく、数日で自然に落ち着く一時的なものです。
食事やケアの工夫、適切な対処を行えば、快適に矯正を続けられます。
最初の一歩を乗り越えれば、その先には「きれいに並んだ歯並び」と「自信のある笑顔」が待っています。
不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。







