〜部活や趣味を続けながら矯正治療はできる？〜

矯正を始めたいけれど、「部活動中に邪魔にならないかな？」「吹奏楽で楽器が吹けなくなるのでは？」と不安に思う方は少なくありません。実際、スポーツや楽器演奏を続けながら矯正治療を行うことは可能です。ただし、装置の種類や装着方法によっては注意が必要です。

1. スポーツと矯正治療

部活や趣味でスポーツをしている方でも、ほとんどの場合、矯正治療を並行して行うことができます。
ただし、コンタクトスポーツ（ラグビー、バスケットボール、サッカーなど） の場合、口元に衝撃を受けるリスクがあるため、次の点に注意が必要です。

• マウスガードの着用：装置の上からでも使える矯正用マウスガードを装着することで、唇や歯ぐきのケガを防げます。

• 転倒・接触時の対応：装置やワイヤーが外れたときは無理に触らず、早めに歯科医院で調整を。

• 装置の種類選び：表側ワイヤー矯正よりも、マウスピース矯正 の方が安全で外傷リスクを減らせるケースもあります。

矯正をしていても、適切な対策をとれば試合や練習に支障をきたすことはほとんどありません。

2. 吹奏楽・楽器演奏と矯正

トランペットやサックス、クラリネットなど、唇を使う楽器を演奏する方は、矯正装置が演奏に影響するかを気にされます。
実際、最初のうちはブラケットが唇の裏に当たって痛みを感じることがありますが、次第に慣れていく方が多いです。

対処法のポイント

• リッププロテクター（唇の保護カバー）を装着する

• 吹く時間を短くして徐々に慣らす

• 装置が目立ちにくい 裏側矯正 や マウスピース矯正 を検討する

マウスピース矯正は演奏中に一時的に外すこともできるため、吹奏楽部の学生さんにも人気です。

3. 無理なく続けるために

矯正治療は長期間にわたるため、ライフスタイルに合わせて装置を選ぶことが大切です。部活動や趣味を我慢する必要はありません。歯科医師にスポーツや楽器の内容を伝え、事前に相談しておくことで、より快適な治療計画を立てられます。

まとめ

矯正治療中でも、スポーツや楽器演奏を諦める必要はありません。装置の種類や対策を工夫すれば、日常生活と両立しながら美しい歯並びを目指せます。
大切なのは、「どんな生活を送りながら矯正を進めたいか」をしっかり共有すること。あなたのライフスタイルに合わせた最適な方法を一緒に考えていきましょう。