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舌癖改善トレーニング(MFT)とは?
〜歯並びと口元を美しくするための大切な習慣〜
「舌の位置で歯並びが変わる」と聞くと驚く方も多いですが、実は舌は歯列やかみ合わせに大きな影響を与えています。
舌の正しい位置や動きを身につけるためのトレーニングを MFT(口腔筋機能療法:Myofunctional Therapy) と呼び、矯正治療とあわせて行うことでより良い結果が得られます。
■ なぜ舌の位置が大切なのか?
舌は普段、上あごに軽く触れる正しい位置(スポットポジション)にあるのが理想です。
● 正しい舌の位置 (スポット)
上の前歯のすぐ後ろの膨らみ(スポット)に舌先をつける
舌全体は上あごにぴったり吸着
口は閉じ、鼻で呼吸
この状態が保てていると、舌が自然に上あごを内側から支え、顎が正しく発育し きれいな歯並びにつながります。
■ 舌の位置が悪いとどうなる?
舌が下がっていたり、飲み込みのときに前歯を押してしまう癖があると…
出っ歯(上顎前突)
前歯が閉じない(開咬)
受け口(下顎前突)
歯列が狭くなる
といった歯並びの乱れにつながることがあります。
■ 家庭でできる簡単MFTトレーニング
● 【1】スポットポジションを覚える
舌先を上の前歯の後ろのスポットに軽く付け、そのまま鼻呼吸で30秒保つ。
● 【2】ポッピング(クリック)
舌を上あごに吸い付け、「ポンッ」と音を鳴らす。
10回 × 2セット
● 【3】スワロー(正しい飲み込み)
① スポットに舌を置く
② 上の歯に触れないように舌で上あごを押し上げながら飲み込む
③ 唇に力を入れず飲み込めれば正解
■ MFTは矯正治療の成功を左右する
矯正装置で歯を動かしても、舌癖がそのままだと後戻りの原因となります。
逆に、MFTで舌と口まわりの筋肉が正しく使えるようになると、
後戻りしにくい
口呼吸から鼻呼吸へ改善
いびきや睡眠の質が良くなる
口元が引き締まり、横顔も美しく
といった効果が期待できます。
■ まとめ
舌の位置は歯並びに深く関係している
MFTは舌や口の筋肉を正しく使うためのトレーニング
矯正治療と併用することで効果が高まり、後戻り防止にも役立つ
家でも簡単に取り組める
当院でも、矯正治療中の患者さまにはMFTの指導やチェックを行っています。
歯並びだけでなく、呼吸や姿勢、睡眠の質にも関係する大切な取り組みです。
気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
何か疑問点や相談事がございましたら、お気軽にスタッフにご質問ください。
土日も夕方5時まで診療いたしていります。
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井高野あおぞら歯科
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