反対咬合
受け口やしゃくれなどとも呼ばれ、上下の歯を噛み合わせた時に下顎の歯が上顎の歯よりも前に出てきている状態です。
上顎が十分に成長できなかった場合や下顎が成長しすぎてしまった場合に起きます。下顎が成長してしまって前歯の噛み合わせが逆になってしまうと、上顎の成長を妨げてしまい、さらに下顎が前に成長してしまうという悪循環に入ってしまいます。
すれ違い咬合
上下で前歯や奥歯の歯が前後で入り乱れているかみ合わせの状態です。
片側の奥歯がすれ違った歯並びの状態をしている場合は、食事などで頬の粘膜を噛んでしまうといったことが起きやすいです。また、どちらか片方の顎に負担がかかってしまうことで歯にダメージを与えてしまったり、食べ物を噛んで食べる場合に顎をずらして嚙み合わせてしまうため、顔の形が歪んでしまったりする危険性があります。
未萌出もしくは萌出不足
乳歯がいつまでも抜けずに残っている、または、歯があるのに時期を過ぎても生えてこない状態です。
生え変わりの際に乳歯の歯根は永久歯に吸収されて自然と抜けていきます。しかし、生まれつき永久歯がなかったり永久歯が生えてくる位置がズレていたりすると乳歯の歯根が吸収されず、抜けない場合があります。また、永久歯があっても歯が生えてくるスペースがないと出てくることができず、その上その埋まっている永久歯の隣の歯の歯根を溶かしてしまう可能性もあります。
上記の症状が子供の頃からみられた場合は早期に歯科医院に相談してください。その他の症状でも歯並びに関して気になることがあれば、相談だけでも一度歯科医院にお越しください。