あおぞら歯科|東淀川区井高野の低価格な小児矯正、成人矯正

目立たない矯正「マウスピース矯正」のメリットとデメリットとは?

歯並びを整えたいけど、「ワイヤーが目立つのが気になる」「痛そうで不安」――そんな方に人気なのがマウスピース矯正です。透明な装置で見た目を気にせずに矯正ができるため、近年では若年層だけでなく社会人や主婦層にも広がっています。

今回は、そんなマウスピース矯正のメリットとデメリットについて、客観的な視点からご紹介します。


◆ マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、透明な樹脂製の取り外し可能な装置(アライナー)を使用し、歯を少しずつ動かしていく治療法です。歯科医院でお口の型を3Dスキャンし、歯の移動をシミュレーションしながら複数の段階に分けたマウスピースを作製します。

世界的には「インビザライン」や「クリアコレクト」などのブランドが代表的です。


◆ メリット① 目立たず自然に治療ができる

マウスピース矯正の最大の魅力は、見た目の自然さです。装着していてもほとんど気づかれず、接客業や営業職の方でも日常生活に支障が少ないのが大きなポイントです。

写真撮影や会話も、気にすることなく過ごせるのは大きな利点でしょう。


◆ メリット② 取り外しができて衛生的

マウスピースは食事や歯磨きの際に取り外すことができます。つまり、普段通りの食事が可能であり、歯のケアもしやすいという利点があります。

ワイヤー矯正のように食べ物が詰まりにくく、歯ブラシも隅々まで届くので、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。


◆ メリット③ 痛みや違和感が少ない

ワイヤー矯正では金属の装置が口の中に当たって口内炎ができやすいというデメリットがありますが、マウスピース矯正は滑らかな樹脂素材のため、口の中への刺激が少なく、痛みも比較的マイルドです。


◆ デメリット① 適応できない症例もある

すべての症例にマウスピース矯正が適しているわけではありません。大きく歯を動かす必要があるケースや、骨格的なズレが関係する不正咬合などの場合は、ワイヤー矯正のほうが効果的なこともあります。

そのため、事前の精密検査と診断が非常に重要です。


◆ デメリット② 自己管理が必要

マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が基本です。つまり、患者さん自身がきちんと装着を続けることが成功のカギになります。

装着時間が足りなかったり、自己判断で装着をサボったりすると、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びたり結果が出にくくなったりすることがあります。


◆ デメリット③ マウスピースの管理が手間になることも

毎回の食事ごとに取り外す必要があり、外出先では清潔に保管・洗浄することが求められます。また、コーヒーや赤ワインなどの着色飲料をマウスピース装着中に飲むと、変色の原因になるため注意が必要です。


◆ まとめ:あなたに合う矯正法を選ぶために

マウスピース矯正は、目立ちにくく・痛みも少ない・衛生的という点で非常に優れた治療法ですが、一方で適応症例の限界自己管理の必要性といった課題もあります。

歯並びの状態やライフスタイルによって、最適な矯正方法は人それぞれ異なります。ワイヤー矯正や部分矯正など他の選択肢も含めて、まずは専門医による相談・診断を受けてみることをおすすめします。

「見えない矯正で、自然に歯並びを整えたい」とお考えの方は、ぜひ一度マウスピース矯正についてご相談ください。