普段、お子さんのお顔を見ていて、
- お口がいつも開いている
- 寝ているときに口が開いている
- いびきをかくことがある
- 食事中によく口を開けている
このような様子が気になったことはありませんか?
実は、こうした様子は**「口呼吸」**が関係しているかもしれません。
口呼吸は歯並びだけでなく、お口や全身の健康にも影響を与えることがあります。
今回は、口呼吸について分かりやすくご紹介します。
本来は「鼻呼吸」が基本です
私たちの身体は、鼻で呼吸をするようにできています。
鼻には、
- 空気中のほこりや細菌を取り除く
- 空気を適度な温度・湿度に整える
- のどや気道を守る
といった大切な役割があります。
一方、口で呼吸をすると、これらの働きが十分に行われません。
口呼吸が歯並びに影響する理由
歯並びは、歯だけで決まるものではありません。
舌や唇、頬の筋肉のバランスによっても支えられています。
鼻呼吸では、舌は上あごに軽く触れた位置にあります。
しかし、口呼吸になると舌が下がりやすくなり、あごの成長や歯並びに影響を与えることがあります。
その結果、
- 出っ歯
- 歯並びの凸凹
- 前歯が噛み合わない状態(開咬)
- あごが狭くなる
などにつながる場合があります。
お口の健康にもさまざまな影響があります
口呼吸によってお口の中が乾燥すると、
- むし歯になりやすい
- 歯ぐきが炎症を起こしやすい
- 口臭が気になりやすい
などのリスクが高まります。
唾液には、お口を清潔に保つ働きがあります。
そのため、お口が乾きやすい状態が続くことは、お口の健康にとってあまり望ましくありません。
全身への影響も考えられます
口呼吸が続くと、鼻のフィルターを通さずに空気を取り込むため、
- のどを痛めやすい
- 風邪をひきやすい
- 睡眠の質が低下する
といった影響がみられることもあります。
もちろん、これらにはさまざまな原因がありますが、口呼吸も一つの要因となる場合があります。
口呼吸の原因はさまざまです
口呼吸の背景には、
- 鼻づまり
- アレルギー性鼻炎
- 扁桃腺やアデノイドの影響
- 舌や口周りの筋肉の使い方
- お口のクセ
など、さまざまな原因が考えられます。
そのため、必要に応じて耳鼻咽喉科など他の医療機関と連携しながら対応することもあります。
「お口ぽかん」は早めに相談を
「そのうち治るかな」と思っていても、成長とともに習慣になってしまうことがあります。
お子さんのお口がいつも開いている、歯並びが気になるという場合は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。
歯並びだけでなく、お口の使い方や生活習慣も含めて確認することで、お子さんに合ったアドバイスができます。
お子さんの健やかな成長のために
歯並びは、見た目だけの問題ではありません。
呼吸や食べること、話すことなど、お口の機能とも深く関わっています。
当院では、お子さん一人ひとりのお口の状態を丁寧に確認し、必要に応じて歯並びや口腔機能についてもご説明しています。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。